「峠のカフェにて」

前回飲んだのは何時だったかな?

私は峠にあるカフェに立ち寄った。カフェの扉を開けると、甘い香りが漂ってきた。

注文をしてから、前回の訪問から経った時間を考え込んだ。何ヶ月、何週間、あるいは何日だろう?しかし、その記憶は曖昧になっていた。

待つ間、私は外に広がる山々を眺めた。季節は変わり、自然も変わらず美しいままだった。そして、私たちの関係もそうだった。時間が流れても、何があろうとも、不変のものだと願う。